戻る


ここでは全20グループが作成した「10年後のキーパーソン像」を、グループ内で話し合われた内容等を踏まえた解説文付きで紹介します。

1班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

今ある大学の組織力,個人の力を最大化するコンダクターみたいな大学職員
30歳以上で構成された1班では,今大学職員が持っている組織力,個人の力は,将来の厳しい外部環境を乗り越えるだけの力を潜在的に持っているはず,との認識に立ちました。その上で,大学は多様性を重んじていることや,個性や考え方が異なる同僚は,競争相手ではなく,同じ目標に向かいともに頑張る協力相手と考えられる,恵まれた環境であることを確認しました。

1班の考える10年後のキーパーソンは,課長補佐又はシニアな係長になって,上層部と若手職員との間で「ハブ」的な役割を担い,多様な関係者(若手職員,研究者,上司,家族等)の良さを見出し,楽しむ心を持ちつつ,円滑なコミュニケーションで信頼の輪を形成し,キーパーソン自身を含む大学全体が持っている力を引き出して,大学の向かうべき方向へ導いていくことが求められていると考えました。

それは,まさにコンダクター(指揮者),すなわち,楽団員の心をつかみ,個性の異なる楽団員や複数のメロディからシンフォニーを創造し,時に観客をも巻き込んで最上の空間を作り上げるイメージと合致したので,このようなキーパーソン像になりました。
PDFファイル(461KB)

2班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

愛情と安心感に満ちあふれた大学を担っている大学職員
第2班では,キーパーソン像について議論する前に,今後,国立大学像に求められる要素について意見を出し合った。その結果,“国立大学としての安心感”という意見があがり,それを基に議論を行った。

その結果,挙げられたものの一つが,危機管理能力の徹底である。危機管理能力とは突発的な物事への対応力だけではなく,多くのケースを想定して行動することができる能力である。そのためには,大学の内外のことに対する知識を深めることが必要であり,また,職員個人のスキルアップ,職場内での情報共有の浸透も大切である。
ただ,それらを率先して実行し,大学の魅力を存分にPRするには,大学に対する愛情を持つことが不可欠である。

結果として,大学への「愛情」と危機管理能力などの「安心感」をキーワードとし,第2班が考える,10年後の「キーパーソン」は「愛情と安心感に満ちあふれた大学を担っている大学職員です。」となった。
PDFファイル(457KB)

3班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

愛と勇気を持った(アンパンマン的)な大学職員《キャスト》
グループ3では,10年後のキーパーソン像を,「愛と勇気を持った」キャストとしました。
(大学に対する)愛と(改革を行う)勇気から「アンパンマン」に例え,さらに(モチベーション高く相手に接する)ディズニーのキャストのようなイメージを大学職員に描けないかと想い,このフレーズにしました。

このキーパーソン像に近づくために,以下の5項目を挙げました。
・吸収力(スポンジ)と生かす力
・情熱(パッション)
・マネージャー(もしドラ)
・指導・育成力(ノムさん)
・ネットワークを生み出す力(ヤクルトレディ)
括弧の部分には分かりやすいイメージ,言葉を入れています。

これからの大学職員には,今までの事務に留まらず,大学の経営に携わり,地域・世界へ発信し,大学をPRしていくことが重要であり,自ら行動するには,ネットワークや情報収集,人材の育成などが欠かせません。そのためには,日々の業務からキーパーソン像のイメージを持つことが理想に近づくための一歩ではないかと考えています。
PDFファイル(457KB)

4班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

松下幸之助的な大学職員
「松下幸之助的な」大学職員とは,「株式会社○○大学という視点を持った」大学職員という意味を込めている。即ち,国立大学法人は国の機関の一部としてではなく,一法人として独立した組織であるという考えに基づいて,経営や収益について常に考え行動することができる職員が10年後のキーパーソンになると考えた。

また,松下幸之助的な大学職員は,その素養として「経営力」・「営業力」・「上司力」の3本柱と,それらの礎となる個人スキルとしての「営業マン7つ道具」を併せ持つ。総じて必要とされているのは広い視野と意識の持続である。大学全体の動きとそれを取り巻く状況を見据え,なおかつ現場や社会とのつながりを欠かさない,そういった力を持った職員が今後の大学マネジメントの一角を担うはずである。以上が私たち4班の考えた10年後のキーパーソン像とその素養である。

採用2~5年目,少しずつ視野が広がり組織全体が見渡せるようになってきつつも,まだまだ理想の自分とのギャップに,組織という壁に,どこかもどかしさを感じている4班ならではのキーパーソン像となった。
PDFファイル(457KB)

5班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

面倒見の良いハイエな大学職員
~ハイエナの如く,常に現状に満ち足りることなく貪欲であれ。
群れを率いて,厳しい生存競争を生き抜くべし~

グループ5では肉食獣であり群れで生活する「ハイエナ」の特性をキーパーソン像と関連付け,“面倒見の良いハイエな大学職員”とまとめた。

18歳人口の減少による生存競争(大学間競争)の激化,予算の削減,職員数の減少,国際化に伴う外国人職員の雇用など,10年後の大学を取り巻く社会情勢は,より厳しくなることが予想される。そうした中で職員に必要と思われるハイエナに例えた素養を「個人」と「組織」の2種類に大別した。前者は常に満足することなく狙った獲物(機会)は逃さないといった,個々の能力・スキルを貪欲なまでに求める向上心が何よりも大切であり,後者は群れ(部署)の中間的なボス(係長級)として,職員同士で信頼し,助け合える組織の雰囲気づくりを率先して行えることが重要で,そのためには「面倒見の良さ」が不可欠である。
PDFファイル(457KB)

6班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

愛校心をもった大学職員
6班の考えた10年後の「キーパーソン」は「愛校心をもった大学職員」です。
10年後の大学は,今よりもさらに予算や人員を削減する一方で,より独自性を出していると考えます。そのような状況では,問題提起する力と広報マインドを持ち,広い視野を持ったバランス感覚のある,潤活油のような職員が求められます。

問題提起する力があってこそ改善意識を持って効率化につなげることができ,各々が大学を学内外にアピールする気持ちを持つことで独自性を出すことにつながります。また,専門性を持ちつつも広い視野を持つバランス感覚を持ち,他部署や上下間の連携を活かす潤活油(「滑」ではない)となることで,大学全体の業務効率化にもつながります。

これらの根底に共通するのは,大学に対する愛校心を持って働くということです。大学を愛する気持ちがあってこそ,大学の独自性を出していこう,職員全員で仕事をしようという気概が生まれると考えます。
PDFファイル(457KB)

7班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

自分の大学が大好きな大学職員
「10年後のキーパーソン」を議論するにあたり,私たちの班は「身の回りの尊敬されている先輩はどのような能力を持っているか」や,「先輩に助けてもらったエピソード」など具体的にイメージ出来ることを挙げていきながら,10年後に身につけたい素養を議論していくこととしました。

ほとんどが採用二年以内で,10年後も主任になっているかいないか位。そんな構成メンバーが議論をしていく中で,最初に浮かび上がってきたイメージは,広い意味での「つなぎ役」でした。
「フットワークが軽く,学内で広く顔が利くことによって問題の処理が早いこと」,「上司と後輩どちらの事情も理解しながらつなぎ役になってあげられること」,「学外に多くの人脈を持っていて,大学に有益な情報を沢山取り入れることが出来ること」など,様ざまな場面においてのつながりの重要性が議論されました。その結果,「絶対に外せない!」となり,後に必要な素養となったものが「人と人をつなげる」,「フットワークの軽さ」,「相手目線」の三点でした。

その後,第2タームで他の班の先輩方と意見交換をさせてもらったことにより,「今後,国立大学には何が求められるのか,そこで働く私たちには何が求められるのか」を様ざまな視点から学ぶことが出来ました。第3タームでもう一度7班が揃った時,「自分たちはまだまだだな」そんな印象を持っていたメンバーがほとんどでした。しかし,話を進めていくにつれ「私たちは「まだまだ」以外の何者でもない」という良い意味での開き直りが生まれました。「様ざまなことが求められるとしても,それを学ぶ意欲がなければどうにもならない」,「大学の為に学びたいという気持ちがなければ意欲は生まれない」と,等身大の意見がまとまりました。そして,それによって「大学を好きでいること」という素養が生まれ,それをそのまま私たちが考えるキーパーソン像としたのです。

7班で最初から最後まで変わらなかったのは,若い自分達ならではの素直な気持ちです。そんな7班のメンバーは,きっと10年後には大好きな自分の大学のために,学内外を繋ぎまくっているんじゃないかなと思います。
PDFファイル(464KB)

8班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

価値を理解し,高められる大学職員
10年後の国立大学を取り巻く状況として,国際化,少子化,学生の質の低下,財政削減,世の中のスピードの加速,説明責任,多様化が現在よりも進行していると仮定し,その状況に合わせて,自分たちを中心にキーパーソン像を設定しました。また,10年後であれば,部下を持っていることも想定されます。従いまして,キーパーソンを設定するに当たっては,一国立大学職員と上司という観点で素養を分類しました。

上司としての素養は,普遍的なものであり,部下への教育,部下と情報共有する,冷静な判断力,管理能力,メンタルケア,リーダーシップの能力が必要であると考えられます。
一国立大学職員としての素養は,10年後の国立大学を取り巻く状況と前提に,以下の必要性と理由があると考えました。

(1)説明能力→説明責任の増加による。
(2)広報能力→少子化の進行によって,学生を獲得する必要性の増加による。
(3)ステークホルダーとの関係調整能力→多様化,説明責任の増加による。
(4)国際力(語学力,グローバルな視点)→国際化が加速することによる。
(5)変革力→世の中のスピードが加速することによる。
(6)ITスキルの能力→世の中のスピードが加速することによる。
(7)職員の立場から,教育・研究の推進ができる能力→学生の質の低下,多様化による。
PDFファイル(457KB)

9班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

愛し愛される大学職員
私たちのグループでは,「愛し愛される大学職員」というキーパーソン像を作り上げました。メンバーは平均勤続年数7.7年,主に30代前半で,大学職員としてはある程度の経験があり,遅くとも今後10年の間には係長になるだろうと考えられる世代のため,「こんなリーダーになりたい」という視点で議論が展開されました。

リーダーとして発揮したい能力として,判断力,広い視野,傾聴力,目標設定力,適応力,調整能力,部下を信頼して任せる力などが挙げられました。
経験によって身につけた幅広い業務知識をそれらの土台としつつ,所属する大学や職場を愛する心と,職場内外での多様なコミュニケーションの場を活用しながら愛される器量とを合わせもった職員こそが,これからの大学のキーパーソンと考えます。
PDFファイル(455KB)

10班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

オトナカッコイイ大学職員
係長クラスの職員を想定した。係長は,実務担当者でありながら管理者であることと,「10年後の自分」ということを考えたときの班のメンバーの構成を考えてそのようにした。能力・人間性の両方を備えた事務職員。その2つが揃っていないと信頼される職員にはならないと考える。素養としては図のように分類した。
以下,解説。
◆考える力
・情報収集力を前提とするが,状況の変化に対応し,大学をより良くしていく。
・物事の進め方について前例にとらわれずに自分で考え,適切に処理する。
・専門的能力
・専門的な知識を高く持つことで,他部署への提案・助言・依頼を高い能力で行うことができる。
・上役には説明をし,部下には指示・教育を行うようにする。
・専門的能力
・他部署への提案・助言・依頼を高い能力で行う。
・上役には説明をし,部下には指示・教育を行う。
◆人間力
・部下が相談しやすい。
・若手職員の育成に積極的である。
・他の部署のことも考えられ,周りを見渡すことができる。
・責任感がある。
◆意識
・向上心がある。
・大学を愛する。
・顧客を意識し,サービス精神をもって接する。
・社会貢献を意識する。
・広い視点と長期展望を持って大学の目標に沿った運営ができる。
・上記を実行する行動力がある。
◆統率力
・チームをまとめ個々の職員の能力を最大限発揮させる。
特に【人間力】においては議論が白熱した。性格とコミュニケーションのスキルから成るものと考え,前者のほうが大事という意味点で図にハートを表した。【統率力】について補足すると,上述の他の能力で職場の信頼を得られると,発揮しやすくなる。その意味合いを考慮し,図の上部に配置した。これらの力を持った職員は,組織の一員としても,個人としても,優秀だと考えた。
PDFファイル(457KB)

11班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

あきらめない大学職員
キーパーソン像を設定するにあたり,10年後より,まず現在必要とされている素養について議論した。そこでは調整力・バランス感覚・スピード感等の意見が出たが,それらは10年後にも必要とされる,いわば普遍的な素養である。
さらに,これらの素養を一人がすべて兼ね備える必要はなく,多彩な人材がそれぞれキーパーソン「ズ」として連携を取り,情報を発信していく力が必要ではないかと考えた。また,情報発信に対する情報集約については「10Give and 1Take」をモットーとし,自らが積極的に10情報を発信することで1の情報集約を期待することとした。
1の情報集約を10年後には10まで引き上げることが目標である。しかしながら,それを実現するには10年間継続してあきらめないことが何より大事だと結論づけた。
PDFファイル(457KB)

12班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

こんな大学職員
12班では,10年後の「キーパーソン」となる大学職員の素養を日本人の琴線に触れる5・7・5のリズムに乗せて,以下の4つのサラリーマン川柳にまとめました。

(1)生き残れ ヒト・モノ・カネは 使いよう
(2)どんと来い 外国人よ オレも行く
(3)人と人 つないで働く 係長
(4)大学への 愛から生まれる モチベーション

アラサーメンバーが集まった12班は,10年後はアラフォーで係長級という想定を元に議論を進め,「10年後の環境に対応できる能力」,「現在でも通用する個人的に身に付けておくべき資質」という2つの観点から考えをまとめました。

(以下,上記川柳の解説)
(1)10年後は,少子化・道州制・IT化・予算削減等により更に競争が激化していると予想され,その中で学内外のニーズを把握し,大学が生き残るための戦略を検討できる職員
(2)国際化の進展により,語学力や高度なコミュニケーション能力も要求される中で,多様性を受け入れそれらに順応できる職員
(3)中間管理職として,上司・部下とのコミュニケーションが円滑にとれ,企画力,調整・交渉力を持ち,大学組織全体を把握する能力を持つ職員
(4)大学人として大学愛,大学の構成員としての意識を持ちやる気のある職員

(補足)
信頼される社会人として,基礎的なパソコン能力や時間厳守といった社会常識を身に付けていることが大前提です。
PDFファイル(457KB)

13班 が考える10年後のキーパーソン(S)は・・・

肉食系インテリな大学職員
★キーパーソンSとは・・・
議論を重ねる中で,班員から「キーパーソンは1人ではない。『キーパーソンS』だ!」との意見が出た。「重要な素養を持ったキーパーソンが集まることで,個々人以上の力が出せる」といった意見に13班の班員全員が共感した為,強調して記載することとした。

★肉食系インテリとは・・・
・肉食系=攻めの姿勢・自ら仕掛ける
・インテリ=認める・認められるための知識を持っている

★必要な3要素とは・・・
・友達70人
各部署に最低1人は相談できる友達(先輩・同僚・後輩等々)を作り,1人で解決できない課題であっても,70人の友達とともに解決している。
・遊べる大人
専門的,或いは広汎的といった大人(事務職員)に必要な知識だけで無く,遊べる柔軟さ(若さ)も兼ね備えている。
・気合で営業
軽いフットワークを持ち,気合(精神力・気力・体力)で大学,或いは学生や自分が活躍する場を広げる為,常に営業を行っている。
PDFファイル(457KB)

14班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

大学愛《LOVE》な大学職員
「将来自分の子供を自分の大学に入学させたいと思うか」そんな疑問の答を探しながら考えた10年後のキーパーソン像は,大学loveな大学職員。自分の大学に誇りをもち,いずれ日本を担うであろう学生達が学ぶ大学を愛する職員がよりよい大学をつくりあげていくと考えました。

そんな大学loveな職員に大切な素養は,まず「効率的に業務を行う能力」,迅速に業務を進めることで無駄な残業を無くし,心と体にも余裕ができ,職員のレベルアップにつながる。次に「コミュニケーション能力」,良好な職場環境を築くと共に,業務のやりとりがスムーズになりチームワークもうまれる。次に「紡げる人」,自分や自分のまわり,現状に満足するだけでなく,後輩や後任者等,次の世代に繋げる。そして「広い視野をもつ」,横断的な業務はもちろん大学外にも目を向けて新しい考え方をとりいれる。最後に「CRAZY」,自分らしく,遊び心を持ち,常識を疑うことをおそれない素敵なクレイジーパーソンになって新しい風を吹かせる。

このように,様々な素養を持ち合わせ,自分の子供を自分の大学に入れたくなるような大学を目指す大学loveな職員が今もそして10年後もキーパーソンになると思います。
PDFファイル(457KB)

15班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

なんかやってくれそうな大学職員
10年後の大学がどうなっているかということは,今後変化していくだろう様々な要素の中,不透明で明確な答えは出ませんでした。ただ楽観視できるものではないことだけは共通認識としてありました。
「なんかやってくれそうな職員」とはそんな議論の中で考えた10年後のキーパーソン像です。それ自体曖昧な表現ですが,厳しい状況の中でも何かをやってくれる,実現してくれる,内側からにじみ出るそんな雰囲気を持つ人物がこのキーパーソン像に当たります。

素養を挙げるなら,どんな変化にも高いモチベーションを持って対応できる「心意気」,社会の中における「大学人」としてのバランス感覚,組織の内外において関係の円滑化や仕事のパフォーマンスを向上させる「コミュ力」を有し,一職員として名プレイヤーでありながら組織をマネジメントする能力を持つ「プレイングマネージャー」である人物。それが我々の考える「なんかやってくれそうな職員」です。
PDFファイル(457KB)

16班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

いい係長
仕事に対する意欲・責任を持ち,様々な経験を重ねる中で知識を深め,またそれを正しく理解するよう努め,同時に,担当外の情報についても収集を怠らない。
そうしたベースを元にコミュニケーション力・判断力・指導力・俯瞰力を高めていく事で,上司部下からの評価・信頼を得る人材へと成長していく。この人材こそが16班の考える「いい係長」です。

係長とは現場の業務を遂行するリーダーであり,係長の能力によって現場の作業効率は大きく左右されます。大学がどのような状況に置かれても対応できる,現場のリーダー「いい係長」は大学運営において重要なキーパーソンであると言えます。
我々16班は,そんな「いい係長」を目指しています。
PDFファイル(457KB)

17班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

この人に仕事を任せたい!と思わせる大学職員
第17グループでは,10年後の大学を取り巻く環境と自分達の職位(主任・係長)をイメージして,キーパーソン像を「この人に仕事を任せたい!と思わせる」大学職員と定めました。そして,このキーパーソンが備えている4つの能力を,下のように定義して議論を行いました。

・「企画調整力」・・・仕事を進めるうえでの計画性・スピード感をもち,教員・学生と協調して取り組む力
・「連携調整力」・・・大学全体を俯瞰できる広い視野を持ち,部下への指導や他部署との連携など自分の業務以外にも積極的に取り組む力
・「伝える力」・・・プレゼンをする力,職場内のコミュニケーションだけでなく大学外へも適切に伝えられる力
・「吸収する力」・・・常に多方面から情報収集を欠かさず,大学の進む方向を意識してそれに必要なスキルを身につける力

最終的に,これらの4つの能力を日々の業務を向上させていきその過程で信頼を得ること,その一方で専門性を高めていくことが重要だという結論に達しました。今後,このようなキーパーソンを大学内で増やしていくことで大学がより良いものになるのではないでしょうか。
PDFファイル(457KB)

18班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

冷静かつ情熱的な大学職員
10年後のキーパーソン像は,以下4つの素養を基に,冷静に考えるだけでなく,また情熱的に考えるだけもない「冷静かつ情熱的」な大学職員だという結論に至りました。

1.経営力:10年後の国立大学法人の状況について,より厳しくなるという意見も多く出た中,危機感を持ち,変わりゆく環境に対して柔軟に対応するため。
2.調整力:「大学運営が厳しくなる」,「人員削減→一人ひとりの業務量が増える」という環境の変化を受け,係内はもちろん,幅広くコミュニケーションをとり,協力して仕事を円滑に進めるため。
3.興味力:興味のある人は様々なことを知っていて,業務を共に行っていく中で周囲から頼りにされる。幅広い分野に積極的にアンテナを張ることで,多くの知識を身につけるため。
4.行動力:これまでの3つの素養で挙げたそれぞれの‘力’を活かし,実行に移すため。
PDFファイル(457KB)

19班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

forever21な大学職員
まず10年後の国立大学が抱える課題について意見交換を行い,そうした課題を解決していくために求められる能力を書き出し,最終的に以下の4つの素養に集約することが出来ました。

・大学愛:業務を遂行する上でモチベーションを維持し続けるため,また,自大学の特色・個性を魅力として外部に発信し,一国立大学としての存在感を発揮していくため
・情報動向に敏感であること:めまぐるしく変化する社会経済状況に柔軟に対応するため
・突破力:前例踏襲主義や,現行の仕組でしか物事を考えない消極主義を排除し,フットワークを軽くし,常に問題意識を持って業務に取り組むため。
・周りを巻き込める力:個人の力,あるいは一大学の力には限界があることを認識し,常日頃からネットワークを形成し,学内部局間あるいは大学間で積極的な連携を図るため

以上を総じて,採用後1~3年未満の職員が集まった19班では,これらの素養の根底にいつまでもフレッシュな気持ちを持ち続けようという決意としてキーパーソン像を「『Forever 21』な職員」としました。
PDFファイル(457KB)

20班 が考える10年後のキーパーソンは・・・

ホープ&クリエイティヴな大学職員
10年後の大学においては,少子化による学生の減少,運営費交付金の削減による資金不足,統廃合による地方大学存続の危機等,様々な厳しい状況が予想される。このような状況の中で,大学職員に必要となる素養は「希望」「企画力」「かけ橋」である。

まず,国立大学の将来に「希望」を持つこと,大学は社会に「希望」をもたらすべき存在であることの自覚,社会における「希望」である教育を担っていることの自覚が必要となる。 
さらに,「希望」に基づき組織改革を行う「企画力」が必要である。

以上の2つの素養により,「希望」に基づき「企画力」を発揮し,「企画力」を発揮することにより「希望」がさらに大きく,新たな「希望」も生まれるという連鎖反応が期待できる。
つまり,「希望」と「企画力」を持ち合わせるとともに,それらを繋ぎ,連鎖反応を起こさせる「かけ橋」となる人材が必要である。
したがって,10年後のキーパーソンは「ホープ&クリエイティブ」な大学職員である。
PDFファイル(458KB)


戻る

閉じる